ごあいさつ

会長あいさつ


ごあいさつ
同窓会長 杉田明弘(昭和45年卒)
西尾高校同窓生の皆様お変わりございませんでしょうか。西高生も102年目の年を元気にと言いたいところですが、新型コロナウイルスのため、自宅学習を余儀なくされているところです。(6月2日から通常授業が始まりました。)
 さて、2月27日新型コロナウイルス警戒の中、同窓会入会式を無事終了し、357名の新しい仲間が増え35,000名近い会員数となりました。しかし翌日の卒業式は簡素化され、「仰げば尊し」「蛍の光」の斉唱もなく、卒業生にはさぞかし淋しい思いであったことでしよう。
 同窓会入会式では、永平寺福山管主の言葉「流汗悟道」をお借りして、学んだ知識をもって次なる進路に臨み、さらに実践行動を通して社会に活躍していただきたいとお願いしました。
 そして、一昨年より18歳から選挙権が与えられたことを受け、経済・金融の窮地、地球環境、貧困格差・宗教紛争そして今回の新型コロナウイルスなどなど山積する問題も皆さんの将来に大きく関わることを認識して、必ずや選挙権を行使していただきたいことをお願いしました。
 会員の皆様へのお願いです。公益法人西尾高校同窓会奨学財団によって、オーストラリアへの語学研修に参加した25人と各学年2名計6人の奨学生を支援させていただきました。しかしながら、皆様からのご寄付集めに大変苦慮しております。税額控除が適応される寄付でございますので、法人の方はもちろんのこと、個人の方からのご支援も賜りますようお願い申し上げます。
 最後に、会員の皆様にはくれぐれも新型コロナウイルスに罹患されませんように、健康にご留意ください。
 令和2年7月

愛知県立西尾高等学校同窓会長 杉田明弘

校長あいさつ


県立西尾高等学校同窓会会員の皆様には、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。この春の定期人事異動で県立高浜高等学校から転任して参りました、鈴木雅文と申します。前任の平井博司校長先生が手がけられた様々な事績を継承し、微力ではありますが西尾高校の発展のために努力を惜しまぬつもりでおりますので、どうかよろしくお願いいたします。
さて、本校は平成30年度に創立100周年記念事業を盛大に成功裏に結び、歴史と伝統に輝く100年間を振り返ることができました。その節目を過ごした今、本校は次の100年間に向けてどのような資質をもった生徒を育てていくのかを明らかにしたうえで、具体的にどのような教育活動を展開していくかを考えるステージに移行しております。
御承知のとおり、世界はここ十数年のうちに目まぐるしくグローバル化が進みました。その結果、各国の経済的な結びつきは強化され、科学技術も加速度的に進化してきました。しかしながらこのことは、負の側面をもつ事象が地球上の一点で発生すれば、瞬く間に全世界に影響を及ぼすようになることも意味しました。現在、人類の健康・安全に、各国の経済に大きな打撃を与えている新型コロナウイルスによるパンデミックはその象徴ともいえる災禍です。
またわが国では、急激に少子高齢化が進み、人口は9年連続で減少する現状を踏まえて、今後の社会保障の在り方、労働力の確保、限界集落を抱える地域への対応等の待ったなしの課題を解決するための方策が求められています。
これらの課題に立ち向かい、「持続可能な社会の実現」を目指すためには、基本的な知識、技能を身につけた上で、自ら考え、判断し、表現する力を磨き、他者と協働して主体的に学び、課題を解決していく総合的な「学力」が求められます。生徒がこれらの力を涵養し、更に上級学校で伸ばしていくために、西尾高校として何ができるかを検討してまいります。
城下町としての歴史と伝統を誇り、抹茶で名高い小京都・西尾のまち、ウナギの生産量日本一を誇る一色地域、来年吉良氏800年祭が予定されている歴史ある吉良地域、三河湾国定公園に指定され、風光明媚な海岸をもつ幡豆地域など、西尾市域全体にわたる豊かな自然、気高い文化、堅実な各種産業を基盤として成長する西高生のために、今後とも御支援をお願いいたします。         

令和2年4月

愛知県立西尾高等学校長  鈴木 雅文