ごあいさつ

会長あいさつ



 西尾高等学校同窓会会員の皆様には、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 令和5年8月の同窓会総会において杉田前会長のあとを受け、第14代同窓会長を拝命致しました第23回卒の三浦眞澄と申します。
 地域の名門校として3万余名の卒業生を輩出してきた、西尾高校の歴代同窓会長は、地域社会を牽引し貢献されてきた名だたる立派な方ばかりです。この伝統ある学校で、また初の女性同窓会長という重責を私が引き受けて良いものかと悩みましたが、与えて頂いた機会と前向きにとらえ、母校と同窓会の発展、女性活躍推進のためにお役に立てるよう精一杯務めせて頂くことに致しました。微力ではありますがどうかよろしくお願いいたします。
同窓会会則には「会員相互の親睦を図るとともに、母校の発展に寄与する」と掲げられています。同窓生一人一人が輝き、それぞれの立場で活動や情報発信、相互交流を積極的に行っていただくことが、地域社会の信頼に応え、地域そして日本を元気にし、相互理解による自由で平和な世界を築く一翼を担うことにも通じるものであると信じております。そのために、同窓会が出来ることは何でしょうか、この時代に相応しい同窓会の役割についても皆様と一緒に考え直していきたいと思っています。
 ところで、西尾高校は令和8年度に開校する中高一貫校の一つに指定されました。母校が中高一貫校となり、国際的に活躍する人材育成に力を入れることは、地域教育発展にとって大きな一歩であり、世界を担う人材育成において重要な役割を果たすものです。世界がグローバル化する中で、国際的視野を持ち、異文化を理解し、コミュニケーション能力を高めた人材が求められています。そのためにも教育の早い段階から国際的な視野を広げ、多様な経験を積む機会を提供することが不可欠です。母校の中高一貫校化と国際的人材育成に向けた取り組みを心から応援したいと思います。
 また、ご承知の通り、「モノづくりからヒトづくりへ」を創立100周年基本構想とし、公益財団法人県立西尾高等学校同窓会奨学財団が設立されました。杉田前同窓会長が理事長を務め、将来にわたる「ヒトづくり」の支援として、在学中の修学資金助成、在校生等の海外留学支援等を実施している、この奨学財団にも併せてご支援をお願い致します。税額控除にご活用もいただけますので、是非とも校歌にある「新しい日本を担いて立てる若人」輩出にお力添えをお願い致します。
 最後に、会員の方々の積極的なご参加、ご指導を頂き、若い世代にも参加していただける魅力ある同窓会活動を目指したいと思っております。皆様からの大なるご支援のもと、これからの時代に相応しく、多世代が楽しく集い、多様性のある同窓会活動となり、次世代へ、地域へ貢献できることを願っています。どうぞご支援をよろしくお願い致します。

 令和6年4月

愛知県立西尾高等学校同窓会長 三浦 眞澄

校長あいさつ



 西尾高校同窓会の皆様には、日頃より本校教育活動に御理解と御協力をいただきありがとうございます。
 このたび、西尾高校校長に着任いたしました近藤哲史でございます。私は、本県の教員として三十四年間勤めてまいりましたが、令和十年には「創立百十周年」を迎える地域の拠点校である西尾高校に勤務できることを、大変光栄に思います。全力で西尾高校の発展に尽くしてまいります。
 地域の行政機関や中学校等を廻りますと、多くの同窓生の方が、それぞれ重要な役職を担っておられ、この地域が本校の同窓生の方々により支えられていることに、心から敬意を表しますとともに、母校を思う先輩方の情熱に接し、身の引き締まる思いがいたしました。
 本校職員、PTA役員、保護者の方々の中にも多くの同窓生の方々がおられ、本校の発展に御尽力、御支援・御協力をいただいております。校訓「進取」「自主」「克己」は、多くの先輩方が受け継いでこられましたが、その甘えなき文武両道の実践と自由な校風は、授業や部活動、学校行事など様々な場面で活躍する生徒の姿を見るにつけ、在校生にもしっかりと息づいていると感じます。
 将来の予測が難しいと言われている今日の日本の社会を生き抜くために、学校教育で育成する人材は、単なる知識の集積者ではなく、自ら思考し、判断し、決断し行動できる人、多様性を尊重し、対話を通して問題を解決できる人であることが求められます。本校は、令和八年度に、附属中学校を設置して中高一貫教育を導入し、様々な課題に挑戦し続ける意欲をもち、他者と協働しながら、多様性に富む国際社会の発展やよりよい地域の創生に寄与する、グローカルな人材の育成を進めてまいります。
 同窓会の先輩の皆様方には、今後とも後輩の在校生たちを見守り、励ましていただきたいと存じます。西尾高校が発展すれば、この地域も併せて発展すると信じております。
 令和十年度の創立百十周年に向けて、本校がさらに飛躍・発展しますよう、職員一同、一丸となって努める所存です。今後も、母校である西尾高校に対する皆様の御支援と御協力をお願い申し上げます。

令和6年4月

愛知県立西尾高等学校長  近藤 哲史