1. 県立西尾高等学校同窓会奨学財団奨学金について
西尾高等学校は、平成30(2018)年に記念すべき創立100周年を迎えます。
大正7(1918)年に西尾町立高等女学校が開校されて以来、大正15(1926)年に愛知県西尾中学校が設立され、その後昭和23(1948)年の学制改革により愛知県立西尾高等学校と改称されました。その間、旧西尾実業高校(現鶴城丘高校)、定時制一色分校(現一色高校)の分離・独立や家庭課程の併置・廃止などを経ながら、着実に西三河有数の歴史と伝統を有する進学校として発展を続けてきました。
その間、平成22(2010)年には卒業生が3万人を超え、大村秀章愛知県知事をはじめ、詩人茨木のり子氏、彫刻家山本眞輔氏、画家斎藤吾朗氏など、国内外を問わず、多方面・多分野で卒業生が活躍しています。これら先輩諸氏のおかげもあり、歴史と伝統だけでなく、在校生の進路実績や部活動の戦績も素晴らしく、地元中学生の憧れの高校として、進歩を続けています。
今回の創立100年を迎えるにあたり、西尾高校が今後更なる発展を遂げていくためには「次世代を担う国内外の様々な分野で活躍することのできる優秀な人材を育成すること」が不可欠であると考えました。そこで、「モノづくりからヒトづくりへ」を創立100周年の基本構想としました。そして、西尾高校の教育活動を支援するため、平成27年に一般財団法人県立西尾高等学校同窓会奨学財団を設立し、この財団を通じて、西尾高校の在校生及び卒業生で成績優秀かつ向学心を有する者を対象として「奨学金事業」を行うことを決定しました。
すでに西尾高校では、平成19年に本校第17回(昭和40年)卒業生の城好彦さんからの寄附を基金とした「城奨学金」が設立され、学業・人物ともに優秀でかつ、経済的事由により修学困難な生徒の修学支援のために奨学金が給付されています。この志を受け継ぎ、将来にわたる「ヒトづくり」の支援として、在学中の修学資金の助成、在校生や卒業生の海外留学の支援等を実施していきます。そして、この奨学金制度を活用して、自身の夢を追い続けることが難しい今日において、高くて遠い理想を追い続け、新しい日本の社会を担いて建てる人材が一人でも多く輩出されることを期待します。
平成30年4月1日
公益財団法人県立西尾高等学校同窓会奨学財団 理事長 杉田 明弘
2. 財団の概要
- 名称
- 公益財団法人県立西尾高等学校同窓会奨学財団
- 設立年月日
- 平成27年8月8日
- 公益認定年月日
- 平成30年4月1日
- 住所
- 愛知県西尾市桜町奥新田2番地2
- 目的
- この法人は、愛知県内の高等学校及び愛知県立西尾高等学校の在学生及び卒業生で成績優秀かつ向学心を有する者に対する奨学金に関する事業を行い、青少年の健全な育成に寄与することを目的とする。
- 事業
- この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1)奨学金の貸与及び給付
(2)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
事業は、愛知県において行うものとする。 - 基本財産
- 600万円
- 設立者
- 愛知県立西尾高等学校同窓会 会長 杉田明弘
- 事務局
- 〒445-0803 愛知県西尾市桜町奥新田2番地2
Tel 0563-57-2270 Fax 0563-54-6963
3. 奨学金のご案内
1. 出願資格
(1) 海外研修生派遣奨学金については、西尾高校の在校生と卒業生。
ただし、西尾高校が企画主催する海外研修生派遣事業に参加する愛知県内の高等学校の在学生および卒業生も支給対象者となる。修学奨学金については西尾高校の在学生。
(2) 学業成績が優良で、かつ、健康状態が修学に耐えられると認められる者。
(3) その他上記に準ずる者として、理事長が認めた者。
(4) 他の団体からの奨学金の支給を受けていない者。
2. 推薦の要件
推薦者は、下記3点を確認し、推薦書に記入してください。
(1) 成績について
成績優秀であること。判定期間は以下の通りとする。
在学の状況 | 成績の判定期間 |
---|---|
高等学校在学生 | 高等学校在学時点までの学習成績 |
高等学校を卒業した者 | 高等学校在学時の学習成績 |
大学・短大・専修学校の1年次に在学している者 | |
大学・短大・専修学校の2年次以上の者 | 1年次から前年度までの学習成績 |
大学院の1年次の者 | 大学在学時の学習成績 |
大学・短大・専修学校を卒業した者 | 在学時の学習成績 |
(2) 人物について
学習活動その他生活全般を通じて、態度・行動が学生としてふさわしく、修学に十分耐え得ると認められる者で、かつ、将来良識のある社会人として活動できる見込みがある者。
※ 評価の留意点
ア 学習意欲のあるものであること
イ 留年していない又その恐れのないこと
ウ 謹慎等特別指導を受けていないこと
エ 性行不良等、学校内の規律を乱す行為を行っていないこと
※ 人物については、推薦者(または推薦者から委任を受けた者)が必ず面談を行って評価して下さい。なお、面談実施日を推薦書に記載して下さい。
(3) 健康について
修学に十分耐え得ると認められる者。
3. 奨学金の種類及び金額
- 海外研修生派遣奨学金
- 愛知県内の高等学校の在学生および卒業生で海外研修する者に対して、研修費用の一部を支給(30万円以内)
- 修学奨学金
- 西尾高校の在学生で、経済的理由で勉学が困難な者に対して、修学資金の一部を支給(24万円以内)
※ 理事長が定める時期に、奨学生に一括して支給する。
4. 奨学金の支給の停止および再開
奨学生が休学や、長期にわたって欠席した場合は、当該期間、奨学金の支給を停止する。奨学生の学業または性行が不良で、奨学生の資格がないものと理事会が認めた場合も奨学金の支給を停止する。
この場合、支給停止の事由が止み、奨学金支給の願いが出され、理事会が承認した場合には、奨学金の支給を再開する。
5. 奨学金の支給の打切
奨学生に資格がなくなったと理事会が認めた場合は奨学金の支給を打ち切る。
4. 手続きについて
1. 出願方法
(1) 出願書類の締切
- 海外研修生派遣奨学金
- 随時
- 修学奨学金
- 7月15日(該当日が土・日・祝日の場合は、その前の平日)
※ 郵送または持参(郵送の場合は「簡易書留」で送付してください。)
(2) 提出先
〒445-0803 愛知県西尾市桜町奥新田 2-2
公益財団法人県立西尾高等学校同窓会奨学財団 事務局宛
2. 出願書類
(1)奨学生願書等
ア 奨学生願書(様式第1号)(海外研修生派遣奨学金は様式第2号)
イ 奨学生志望理由(海外研修生派遣奨学金は不要。)
(2)成績証明書(3か月以内に交付されたもの。開封されていた場合は無効)
(3)推薦書(開封されていた場合は無効)
ア 推薦者
出願時に学校に在学している者は在学している学校の長、学校を卒業している者は卒業した学校の長。
出願者 | 推薦者 | |
---|---|---|
高等学校 | 在学 | 在学している高等学校の長 |
卒業 | 卒業した高等学校の長 | |
大学院・大学・短大・専修学校 | 在学 | 在学している学校の長 |
卒業 | 卒業した学校の長 |
イ 推薦内容
「3-2 推薦の要件」 ※ 推薦者は要件を満たしているか評価し、推薦書に具体的に記入してください。
(4)本人及び世帯員の所得等に関する調書等(修学奨学金の場合)
ア 本人及び世帯員の所得等に関する調書
総所得金額欄は「4. 世帯の収入基準について」を参照してください。
イ 住民票(6か月以内に発行されたもの)
世帯員全員が記載されているもの
本人及び続柄が記載されているもの
ウ 所得証明書(「(市町村民税)課税証明書、非課税証明書」)
出願者と生計を一にする世帯員のうち出願者を扶助する者の直近の所得証明書(市役所、町村役場で発行された証明書に限る)
※ 留意点
①「ウ」の「出願者を扶助する者」とは、家計支持者(父及び母、またはこれに代わって家計を支えている者)であり、無職・パートなどで非課税になる方も提出が必要です。
②出願の年に転職・失業等により前年の所得に比し出願時の所得が大幅に減少している場合は、所得証明書に加え、失業中であることを証明する書類(雇用保険受給資格者証の写し等)、現在の所得の状況を証明する書類(直近2か月間の給与支払明細書等)を添付し、状況を記入してください。上記で判断が難しい場合は、財団事務局までお問い合わせください。
3. 選考について
(1)選考結果の通知
選考は、出願書類をもとに行います。選考結果は、「予約採用」、「不採用」の別を審査終了後速やかに本人あてに郵送等にて通知します。
(2)予約採用について
採用の通知が届いたら、必要な書類を取りそろえ、期日までに提出してください。7月以降、進学先の在学証明書など、別に通知する書類の提出を確認して「正式採用」となります。それまでは「予約採用」という取り扱いになります。
※ 提出期限内に必要書類が提出されないと、予約採用を取り消される場合があります。
4. 世帯の収入基準について
出願者の属する世帯の1年間の「総所得金額」が、300万円以下であることを基準とします。ただし、世帯人員が5人以上の場合は、4人を超えた人員ごとに15万円を300万円に加算した値を基準とします。
5. 出願書類の確認と出願の様式
1. 出願書類チェック表 [PDF]
2. 願書
(1) 様式第1号「県立西尾高等学校同窓会奨学財団 奨学生願書」(片面) [PDF]
(2) 様式第2号「県立西尾高等学校同窓会奨学財団 海外研修生派遣奨学金申請書」(片面) [PDF]
3. 奨学生志望理由(片面) [PDF]
4. 推薦書(片面) [PDF]
5. 本人及び世帯員の所得等に関する調書(片面) [PDF]
提出書類 | 奨学金種別の必要書類 | |
---|---|---|
海外研修生 派遣奨学金 |
修学奨学金 | |
1. 奨学生願書 (1) 奨学生願書(様式1) (2) 海外研修生派遣奨学金申請書(様式2) ※出願者本人が記入し、署名押印しましたか? |
○(2) | ○(1) |
2 .奨学生志望理由 | × | ○ |
3. 推薦書(密封されたもの) | ○ | ○ |
4. 健康であることを証明する書類 健康診断書又は学校の健康診断票等の写に学校長の原本証明を付したもの |
○ | ○ |
5. 住民票(世帯全員、本籍・続柄が記載されたもの) ※6か月以内に交付されたものですか? |
× | ○ |
6. 成績証明書(密封されたもの) | ○ | ○ |
7. 本人及び世帯員の所得等に関する調書 ※氏名や生年月日の記入もれはありませんか? |
× | ○ |
8. 所得証明書(両親など出願者を扶助するの分) ※本人に所得がある場合は本人も含む ※直近の内容のものですか? ※源泉徴収票は不可 ※無収入の場合も添付されていますか? |
× | ○ |
6. 寄附金について
当財団への寄附は外国の高校生との交流や海外留学を希望する県内の高校及び西尾高校の在校生と卒業生に対し、派遣費用の一部を支援し、グローバル社会で活躍する人材の育成に寄与することを目的とします。
学生生徒の修学支援並び国際交流・留学支援など更なる充実を図るために、本校関係者の皆さまはじめ、広く一般の方々からのご支援をお願いしております。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
事務局までご連絡いただければ、西尾信用金庫(振込手数料無料)の振込用紙をお送りいたします。
振込み用紙PDFはこちら(出力してご利用ください。)
なお、寄附金は確定申告の際に税額控除又は所得控除の対象となります。詳しくはこちらをご覧ください。(寄附金の領収書を添付する必要があります。)
問合せ先
愛知県立西尾高等学校同窓会事務局
〒445-0803 愛知県西尾市桜町奥新田2の2
電話 0563-57-2270 / FAX 0563-54-6963
7. 情報公開
- 定款 [PDF]
- 財団役員名簿(未)
※出願申請資料については西尾高校へお越しいただければ、一式お渡し致します。