お知らせ

校長あいさつ


 西尾高校同窓会の皆様には、日頃より本校教育活動に御理解と御協力をいただきありがとうございます。
 このたび、西尾高校校長に着任いたしました近藤哲史でございます。私は、本県の教員として三十四年間勤めてまいりましたが、令和十年には「創立百十周年」を迎える地域の拠点校である西尾高校に勤務できることを、大変光栄に思います。全力で西尾高校の発展に尽くしてまいります。
 地域の行政機関や中学校等を廻りますと、多くの同窓生の方が、それぞれ重要な役職を担っておられ、この地域が本校の同窓生の方々により支えられていることに、心から敬意を表しますとともに、母校を思う先輩方の情熱に接し、身の引き締まる思いがいたしました。
 本校職員、PTA役員、保護者の方々の中にも多くの同窓生の方々がおられ、本校の発展に御尽力、御支援・御協力をいただいております。校訓「進取」「自主」「克己」は、多くの先輩方が受け継いでこられましたが、その甘えなき文武両道の実践と自由な校風は、授業や部活動、学校行事など様々な場面で活躍する生徒の姿を見るにつけ、在校生にもしっかりと息づいていると感じます。
 将来の予測が難しいと言われている今日の日本の社会を生き抜くために、学校教育で育成する人材は、単なる知識の集積者ではなく、自ら思考し、判断し、決断し行動できる人、多様性を尊重し、対話を通して問題を解決できる人であることが求められます。本校は、令和八年度に、附属中学校を設置して中高一貫教育を導入し、様々な課題に挑戦し続ける意欲をもち、他者と協働しながら、多様性に富む国際社会の発展やよりよい地域の創生に寄与する、グローカルな人材の育成を進めてまいります。
 同窓会の先輩の皆様方には、今後とも後輩の在校生たちを見守り、励ましていただきたいと存じます。西尾高校が発展すれば、この地域も併せて発展すると信じております。
 令和十年度の創立百十周年に向けて、本校がさらに飛躍・発展しますよう、職員一同、一丸となって努める所存です。今後も、母校である西尾高校に対する皆様の御支援と御協力をお願い申し上げます。

 令和6年4月

愛知県立西尾高等学校長  近藤 哲史